次世代省エネ基準適合住宅
コマーシャルでお聞きになった事が有るという方は少なくは無いと思い
ます。でも、その本当の意味が分かっている方は本当に少ないと思い
ます。
そもそも次世代省エネ基準住宅って何でしょう?
京都議定書により、二酸化炭素の排出を抑制する為に、住宅を省エネ
化しましょうという基準です。
確かに、言ってる事は間違っていませんが、その基準が、これで良いの
?という基準になっています。
日本の各地域ごとに数値が決められていますが、省エネ住宅を造って
いる私達から見れば、その数値を満たした所で、決して省エネとはいえ
ないと思っています。
現状では、住宅メーカーなどでは、数値ギリギリのところで、次世代省
エネ基準適合と声高々と高い広告宣伝費を費やしてコマーシャルして
いますが。。。それで次世代省エネってよく呼べますね?って常々
感じています。
こう言ってるだけだとタダの遠吠えなので、具体的に説明します。
ここは栃木県になりますが、Q値(熱損失係数)は2.7W/㎡k、
C値(隙間相当面積)は5c㎡/㎡が次世代省エネ基準の
基準値として国が定めています、しかし、この程度の数値では、
省エネ化どころか、Co2の排出量が更に増える事になります。
何故かというと、その程度の性能で、全館冷暖房が可能として、
間仕切りの少ないプランを作成するメーカーが増えた為です。
※本当の高性能住宅の、目に見える部分だけを真似た粗悪な
住宅です。具体的にどれほどの増加になるかと言えば、
次世代だと今までよりも82%も暖房費が
アップ
それでは、次世代省エネ基準に則った住宅で生活
するには、どの程度のエネルギーが必要なのでしょう
か。これについては、国の機関での全国的な規模の
調査研究が行われていないため、明言はできません。
しかし、東北大学の吉野博教授と秋田県立大学の
長谷川兼一助教授は、東北地域の約300戸の住宅を
徹底的に調査して、多彩な成果を発表しており、なか
でも家庭用エネルギー消費に関する調査は大変参考
になります。
1993年の東北では居間だけの部分間欠暖房が主
で、暖房によるエネルギーの消費量は世帯当たり27.8
GJ(ギガ・ジュール)でした。ところが、次世代省エネ
基準の住宅になると、なんと82%も多い50.5GJも使って
いるのです。これは、暖房空間が全館に拡がり、かつ
暖房している時間が大幅に延びたことが原因です。
このため、多少断熱材が厚くなってもCO2の削減に
ほとんど役に立っていないのです。
==ダイキンホームページより引用==
では、エネルギーを最低限しか使わずに快適に過ごすには、
どうしたら良いか?
それは、私達のような会社には簡単な事ですが、建物の性能
を上げる事、目標は、北欧やカナダのような仕様にする事です。
カナダ政府が作り上げた基準をR2000と呼びます
具体的にはQ値(熱損失係数)1.4W/㎡K以下、C値0.9c㎡/㎡
以下の性能にするという事です。
※次世代基準の北海道仕様でQ値1.6W/㎡K、C値2c㎡/㎡
日本はカナダみたいに寒くないから~と言う声が聞こえてきそう
ですが、この仕様で暖房を使用しているカナダなら、日本では暖房
はほとんど必要なくなります。省エネ効果は・・・説明するまでも無い
ですよね?
「高性能住宅は高いから」とか、「坪単価が・・・」と言う言葉を良く
聞きますが、家を建てるということは、そこに住んで、快適さを求める
事。でも、性能がそこそこの、坪単価の安い家に住んだら、結局は
快適とは言えない環境に我慢しながら、毎月の電気代、灯油代、
ガス代におびえながらの生活になることは必至です。
例えば30年住んだとして、ランニングコストの事まで考えたら、
どの部屋に居ても快適な高性能住宅が手に入った、しかも、もっと
寿命は長かったという事になります。
当社で建てさせていただいた家でそんな思いをしていただきたくない
と考えています。
当社ショールームはそんな思惑の元造り上げました。(ショールーム
と言っても、社長の自宅でも有り、日々の生活を営んでいますが)
性能的にはQ値1.28W/㎡K、C値0.2c㎡/㎡と言った所です。
R2000は軽くクリアしています。しかも、当社のスタンダードな
ブラケット外張り断熱の外壁の断熱を厚くしただけなので、あまり
コストアップにはなっていません。
この仕様で、最近は外気温度が0度以下になって来ましたが、暖房
は深夜電力帯の2時間のみ使用で、一日中、どの部屋でも18度
前後を保っています。
あなたならどんな住宅を選びますか?その答えに私たちはお応えします。
このコラムは少しずつ連載して行こうと思います。
